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サウナの臭い

サウナの臭いは施設様の悩みであり、大抵はベンチ板や床に流れた汗を元に増殖した菌の臭いだと思われます。

サウナの消臭についてご質問を受ける事がありますが、床に関しては洗ってしまうのが一番だと思います。しかしながら、現在のサウナブームでさえ自動で床を洗浄するようなサウナは出てきていないと思われ、ベンチ板の組み方の兼ね合いもあり、床を洗浄しやすい仕組みのサウナすらなかなか少ないのではないかと思います。

かつて見かけたのが以下のような金属製の束を使って組んだベンチ板。これなら束が水に塗れて腐る心配もありません。耐薬品性については素材を選ぶ必要はあると思います。

金属性の束


さて、床に落ちた繊維と汗がまみれて年月が経過した臭いというものは悪臭で、目に見えるゴミを清掃しただけでは臭いは消えず、だからと言ってモルタルに次亜塩素酸ナトリウムを散布しようものなら、悪臭と塩素の臭いが混ざり合ったさらなる悪臭が産み出されて大変な事になると清掃業者の方は言っています。
そういったサウナの清掃には二酸化塩素が適していると清掃業者さんは言いますが、二酸化塩素の若干の取扱いの難しさは否めません。毎日の水洗浄が一番かと思います。

一方で、ベンチ板については撥水性能を持つサウナキープロングという保護剤を塗る施設も増えてきており、浴場市場の人気商品となっております。ベンチ板の寿命が延びて臭いもつきにくくなるので、良い習慣だと思います。

天然のエッセンシャルオイルを用いてロウリュを実施している施設で臭いを感じる事はほとんどないので、天然のエッセンシャルオイルの消臭成分が働いているのだと思っています。

代表取締役社長 米澤英一郎

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